エネルギー変換 第12週講義内容とレポート課題

 

本日の内容

1.変圧器の等価回路定数の決定

2.変圧器の電圧変動率

3.変圧器の損失と効率

 

 

[講義内容]

3 リアクトルと変圧器

 

3−6 等価回路定数の決定法

励磁回路に鉄損抵抗R_Mを考慮した近似等価回路(教科書:図3−11)を対象に,各パラメータ(抵抗,インダクタンス)をどのように決定するか? ⇒ 等価回路定数の決定

 

(1)無負荷試験と短絡試験

無負荷試験(教科書:図3−12(a)): 2次側を開放して定格電圧を印加する(I_2’ = 0)

短絡試験(教科書:図3−12(b)): 2次側を短絡して定格電流を流す(V_2’ = 0)

 

(2)回路定数の算出

無負荷試験の入力電力P_0と励磁電流I_0からg_0とb_0を算定

短絡試験の入力電力P_sと電流I_sからR_sとx_sを算定,R_1は巻線抵抗を計測して温度補正

 

 

3−7 電圧変動率の計算

近似等価回路から分かるように,短絡インピーダンスZ_sによるインピーダンス降下でV_2’が決定される。  ⇒ 出力端電圧は流れる電流によって変化する

 

(1)電圧変動率の定義

電圧変動率:ε = (無負荷2次電圧 V_20 − 定格負荷2次電圧 V_2)/定格負荷2次電圧 V_2 ×100%

これは,近似等価回路で考えればε = V_1 / V_2’−1に相当

 

(2)ベクトル図による電圧の計算

2次電圧V_2’及び2次電流I_2’が与えられれば,V_1をベクトル図(教科書:図3−13)から求めて電圧変動率を計算することが可能である。

 

 

3−8 変圧器の損失と効率

変圧器の損失 = (励磁回路の無負荷損失) + (巻線抵抗の負荷損失) = 鉄損P_i + 銅損P_c

 

(1)鉄損と銅損

鉄損: P_i = ヒステリシス損失P_h (∝1 / f,V^2) + うず電流損失P_e (∝V^2)

銅損: P_c = R_1 I_1^2 + R_2 I_2^2 = R_s I_1^2

 

(2)効率の計算

効率:η = P_out / (P_out + P_I + P_c)

 

 

[レポート課題]

1.例題3−3

2.例題3−4

3.例題3−5

4.例題3−6